2018年ベストアルバム
2018年にリリースされたアルバムの個人的備忘録。20年来聞き続けているヴィジュアル系のマイブーム再燃したこともあり偏りが目立った半面、「THE BACK HORN」や「ROTTENGRAFFTY」といった食わず嫌いのバンドを聞くようになった一年だった。
The Insulated World (2018.09.26) - DIR EN GREY
前作「ARCHE」でも見られたヴィジュアル系への回帰とメロディアスでシンプルな楽曲が顕著。明るいサビが新鮮な「Values of Madness」や近年では群を抜いてメロディアスでキャッチーなパワーバラード「Ranunculus」が特によかった。
No.0 (2018.03.14) - BUCK-TICK
デビュー30周年を迎えて発表されたオリジナルアルバム。圧倒的な様式美と完成度に脱帽。シングルで発表された「Moon さよならを教えて」とアルバムのラストを飾る「胎内回帰」が特によかった。
FALLING (2018.07.21) - SADS
2018年をもって活動停止することを明言し発表された事実上のラストアルバム。近年の若手ラウド系バンドと比べると打ち込みのサウンドが少し古臭い気もするが、極悪重低音は研ぎ澄まされており心地よい。ラストを飾る「smily sadly」はラウドナンバーではなく、YUTARO作曲のメロウなディスコチューン。
安定のクオリティ。へヴィでストレートなハードロック。シングル以外にキラーチューンがなかったのが残念。
Monochrome Blood (2018.11.21) - Zemeth
新宿のディスクユニオンで流れていたのを聞いてGET。ギターが激クサのデスメタル。ボーカルが控えめなのでインストナンバーとして聞ける感じ。
過去にリリースされた楽曲をメジャー環境で再録、新曲を一曲追加したアルバム。最初はどれも似た曲だと感じたが聞き続けていると曲ごとの個性が見えてきて元気をもらえた。
ALL INDIES THE BACK HORN (2018.10.17) - THE BACK HORN
インディーズ時代にリリースされた楽曲を再録したベストアルバム。初期のドロドロとした楽曲を高音質で楽しめる。「怪しき雲ゆき」「さらば、あの日」あたりが化けたと感じた。
梵唄 -bonbai- (2018.02.07) - BRAHMAN
シングルや配信などで既発の楽曲が多く新鮮味はあまり感じられないのが残念。歌モノがメインとなっているので、激しさや異国情緒を感じたい場合は過去作を聞こう。
PLAY (2018.02.28) - ROTTENGRAFFTY
MUCCのトリビュート参加をきっかけに知ったバンド。アルバム自体の完成度も高いのだが特に一曲目の「寂寞 -sekibaku-」がツボ。メロウかつラウドでリピートしまくった。MUCC「空と糸」のパクリ疑惑がある「世界の終わり」も収録されている。
桃も十、番茶も出花 (2018.05.23) - ももいろクローバーZ
彼女たちのオールタイムベストアルバムで眩暈がするほど支離滅裂な楽曲が多数収録されている。シングルとして発表された楽曲は何だかんだ良いし、新曲「Z伝説 ~ファンファーレは止まらない~」もなかなか良かった。